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2024年1月15日月曜日

危険物取扱者(乙種第4類)について | 日々のメモ帖 by holidaybuggy1980 holidaybuggy1980
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危険物取扱者(乙種第4類)について

先日、危険物取扱者試験(乙種第4類)を受験してきました。

今回は、受験勉強や動機について書いていきたいと思います。

危険物取扱者とは


消防法で定められた危険物を取り扱ったり、危険物の取り扱いに立ち会ったりするために必要な国家資格、およびその有資格者のこと。

分類は以下の通りとなる。

  1. 甲種危険物取扱者
    全ての種類の危険物の取扱いと立会いができる。
  2. 乙種危険物取扱者
    第1類~第6類のうち免状を交付されている類の危険物の取扱いと立会いができる。
    • 乙種第1類
      酸化性固体(塩素酸カリウム、過マンガン酸カリウム、次亜塩素酸ナトリウムなど)
    • 乙種第2類
      可燃性固体(硫黄、赤リン、マグネシウムなど)
    • 乙種第3類
      自然発火性物質及び禁水性物質(ナトリウム、リチウム、黄リンなど)
    • 乙種第4類
      引火性液体(ガソリン、灯油、軽油、エタノールなど)
    • 乙種第5類
      自己反応性物質(ニトログリセリン、トリニトロトルエン、アジ化ナトリウムなど)
    • 乙種第6類
      酸化性液体(過酸化水素、硝酸など)
  3. 丙種危険物取扱者
    第4類に属する危険物のうちガソリン、灯油、軽油、第3石油類(重油、潤滑油及び引火点130℃以上のものに限る)、第4石油類及び動植物油類のみ取扱いができる。丙種の有資格者による立会いはできない。丙種危険物取扱者は、定期点検を行う事ができる。

受験資格

  1. 甲種危険物取扱者
    以下の条件に当てはまるもの。
    • 大学・短期大学・高等専門学校で化学に関する学科、課程を修了し、卒業した者。
    • 大学等で15単位以上化学に関する授業科目を修得したもの。
    • 乙種危険物取扱免状を交付された後、危険物製造会社などで2年以上の危険物取扱業務経験を有する者
    • 次の4種類以上の乙種危険物取扱者免状の交付を受けている者
      〇第1類又は第6類  〇第2類又は第4類  〇第3類  〇第5類
    • 修士・博士の学位を有する者(化学に関する学科または課程)
  2. 乙種危険物取扱者
    特になし。
  3. 丙種危険物取扱者
    特になし。

試験科目及び問題数(乙種第4類)

  1. 危険物に関する法令 15問
  2. 基礎的な物理学及び基礎的な化学 10問
  3. 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 10問
一部免除についてはここでは割愛します。

合格基準


試験科目ごとの成績が、それぞれ60%以上

受験した動機


受験当時、ジョブチェンジを考えており、ビルメンテナンスやタンクローリーの仕事に就くのに有利かと思ったので、受験を決めました。

工学部応用化学科卒のため、甲種の受験資格はあるのですが、大学卒業後の化学での実務経験もなく、まずは乙種第4類で様子を見ようと思いました。

使用した参考書・問題集


参考書については、ネット検索で評判が良かった以下のものを使用しました。
こちらの参考書は、あくまで6割得点で合格することを目的とした参考書であるため、物足りない方は違う参考書を選んだほうが良いかもしれません。



問題集についても、ネット検索で評判が良かった以下のものを使用しました。


勉強方法


勉強は、2か月前から始めました。

最初の10日間は、参考書を1周。

参考書の1周が終わったら、問題集を1度解き、2週目は間違ったところを重点に解きました。

そのあとは、参考書の必須問題と問題集の頻出問題を徹底的に解きました。

問題集については、頻出問題のほか、以下の分野はインターネット上で必ず出題されると書いてあったので、頻出問題以外もやりました。
  1. 危険物に関する法令
    • 指定数量の計算
    • 保安講習
    • 予防規程
    • 定期点検
    • 保安距離
    • 給油取扱所基準
    • 消火設備
    • 運搬基準
    • 移送基準
    • 義務違反への措置
  2. 基礎的な物理学及び基礎的な化学
    • 物質三態
    • 静電気
    • 物理変化及び化学変化
    • 有機化合物
    • 燃焼原理(燃焼三要素)
    • 消化三要素
    • 消火設備
  3. 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
    • 危険物共通の性状
    • 第4類危険物に共通の性状
    • 第4類危険物に共通の消火方法
    • 第4類危険物(ガソリン)の性状
    • 第4類危険物(第2石油類)の性状
    • 事故の事例と対策
総仕上げとして、試験10日前になったら、最後の仕上げとして、もう1回参考書を1周しました。

要点をまとめたもの、および出そうな問題をまとめたものを以下のページに掲載しましたので参考にしていただけたらと思います。

危険物に関する法令
基礎的な物理学及び基礎的な化学
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
本番形式の問題

試験について


試験は、数問を除きほぼ参考書の必須問題や問題集と似たような問題が出題されていたので、そんなに焦ることもありませんでした。

時間は2時間ありましたが、退室できる35分後よりも前に解き終わり、退出許可が出たらすぐに退出しました。

合格発表


試験から約3週間後に合格発表がありました。

結果は、消防試験研究センターのホームページにて、合格発表の日の正午に掲載されるので、そちらで確認しました。

無事、合格しました。
法令で1問間違えた以外はすべて正解していた模様。

合格通知は、合格発表日から3~4日後くらいに郵送されました。

免状申請


新規免状交付になるので、下記の方法にて免状申請を行いました。
  1. 申請先
    ・受験した各道府県の消防試験研究センターの支部
    ・東京都の場合は、中央試験センター
  2. 申請に必要なもの
    ・免状交付申請書及び試験結果通知書(切り離さないこと)
     申請書の太枠内に記入する箇所あり
    ・既に免状を持っている場合は、交付を受けている免状
    ・免状の送付用定形封筒
     封筒には送付先を記入
     434円分の切手を貼る
     裏面の下部に受験番号を記入
  3. 手数料 2,900円(地域によって納付方法が異なる)
    自分が受験した都道府県では、収入証紙による納付だったため、申請書裏面の指定箇所に貼りました。

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以上、参考にしていただけたら幸いです。

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